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私の俯いた
麦わら帽子に
優しい貴方の手が
髪をたぐりよせ
引かれたこの身の
かかとが浮く時
貴方の瞳に
私がいたの
その瞬間
音と光は
息を飲み
時と風は
歩みを止めた…
唇がゆっくりと
甘く切なく
濡れてゆく
震えた吐息は
麦わら帽子と共に
六月の風に流されて
広い胸へ沈んだの
#詩 https://t.co/Z0euODRtsR

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もんにゃん

想い